2015年7月27日以前の記事
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新型肺炎が教える中国ビジネスのリスク 情報公開が遅れる中国との付き合い方新型肺炎が教える中国ビジネスのリスク(2)(5/5 ページ)

新型肺炎の感染拡大が連日のように報道されている。報道を見れば見るほど、私たち日本人は「中国リスク」を痛感させられているのではないだろうか。本連載では中国ビジネスについての歴史的な経緯をクローズアップ。中国となんらかの関わりを持つ人が事前に知っておくべき教養と、新型肺炎がもたらすリスクについて取り上げていく。第2回目は、情報公開の遅れを生みだす中国の体質を知り、日本が付き合っていく方法に言及する。

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「永遠の隣人」といかに付き合っていくか

phot
覇権の歴史を見れば、世界がわかる』(島崎晋著、ウェッジ)

 今回の記事では、新型肺炎の情報公開の遅れの背景に焦点をあて、否定的なことばかり並べてしまったが、もちろん中国人にも個人差があり、命を預けても惜しくない人物も数多く存在する。

 そういう人物に出会えれば幸運だが、日本と中国が互いに引っ越しすることのない永遠の隣人であるという現実に鑑みれば、たとえ完璧なパートナーを得られずとも、うまく付き合っていかないことには、東アジアが欧米に対抗しうる経済圏に成長することは期待できないだろう。

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