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ダイハツ、「ミラ イース」「ムーヴ」など4万6000台リコール ハンドル操作ができなくなる恐れ:ステアリングホイールに不具合
ダイハツ工業は、軽自動車「ミラ イース」など計8車種4万6845台をリコール(回収・無償修理)。ステアリングホイールに不具合が見つかった。
ダイハツ工業は3月12日、軽自動車「ミラ イース」「ムーヴ」など計8車種4万6845台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。ステアリングホイールに不具合があり、最悪の場合、ハンドル操作ができなくなる恐れがあるという。
対象となる車種はミラ イースとムーヴのほか、「キャスト」「ミラ トコット」、トヨタ自動車にOEM提供する「ピクシス エポック」「ピクシス ジョイ」、SUBARUにOEM提供する「プレオ プラス」「ステラ」の計8車種。製造期間は2019年2月〜7月。
ステアリングホイールの不具合は、ステアリングコラムとの取り付け作業が不適切だったために発生。走行中の操舵(そうだ)などの操作により、取り付けナットが緩み、嵌合(かんごう)部にガタが発生するものがある。その場合、そのままの状態で使用を続けるとガタが大きくなり、最悪の場合、嵌合部が外れてハンドル操作ができなくなる恐れがある。
今後、全車両のステアリングホイールの取り付け状態を点検し、取り付けナットを規定トルクで締め付ける。取り付け状態に異常があった場合は、ステアリングホイールを正しく取り付ける。これまでに3件の不具合が報告されているが、事故は発生していないという。
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