上司の4割「テレワーク中の部下が仕事サボっている」と不安に――調査で判明:パーソル総研がアンケート(1/2 ページ)
上司の4割がテレワーク中の部下に「サボっている」と不安。パーソル総研の調査で判明。在宅・通勤が混在する職場ほどテレワーカーの不安・孤独感が高い結果も。
在宅勤務中に同僚と離れていると、「部下が自宅でサボっている?」「上司に怠けていると思われてないか」と感じる人も少なくないのでは。人材シンクタンクのパーソル総合研究所(東京・千代田)が実施した調査では、上司のうち4割がテレワーク中の部下に対して「仕事をサボっているのではないかと思うことがある」と回答した。
テレワーカーの38%「サボっていると思われてないか不安」
新型コロナ対策で浸透しつつあるテレワーク。ただ、管理職と従業員の継続的な信頼関係を築くには課題も多そうだ。
調査はパーソル総研が3月9日〜15日、全国の正社員を対象に実施。テレワーク中の社員1000人、テレワーカーを管理している上司層700人などにアンケートを取った。
まず、テレワーカー本人に12項目の「テレワークの不安」について、感じるかどうか質問した。テレワークについて1項目以上、何かしらの不安を感じると回答した人は64.3%に上った。項目別にみると、「非対面のやりとりで相手の気持ちが察しにくい」が39.5%、そしてやはり「上司や同僚から仕事をサボっていると思われていないか不安」が38.4%で上位となった。
一方、上司層の不安についても同様に9項目で有無を聞いたところ、75.3%が1つ以上の何かしらの不安があると回答。「部下が仕事をサボっているのではないかと思うことがある」は40%に上った。トップは「業務の進捗状況が分かりにくく不安」で46.3%、次いでやはり「非対面のやりとりは相手の気持ちが察しにくい」(44.9%)などが挙がった。
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