インプットだけで満足していない? 陥りがちな「学びの罠」3つ:結果が出ない(1/4 ページ)
「学びの重要性」が高まっているが、いざ気合いを入れて学び始めてみても、イマイチ結果が出ない。そんな人も多いかと思うが、学ぶときに陥りがちな「学びの罠」を紹介する。
前回は、なぜ今ビジネスパーソンの「学びの重要性」が高まっているかについてお話しました。 しかし、いざ気合いを入れて学び始めてみても、イマイチ結果が出ていない...…そんな方もいらっしゃるかと思います。 そこで今回は、学ぶときに陥りがちな「学びの罠」を3つご紹介します。
学びの罠(1):目的意識があいまいなまま
続かない英会話
例えば、「最近は英語が重要だと言われているから、いつ使うかわからないけど、今のうちに英語を学んでおこう」と考えたとします。そこで英会話の塾に通ったり、オンライン英会話に申し込んだりしたとしても、継続しないことには実力は身につきません。
結局「結構お金をつぎ込んだのに、無駄になってしまった」と嘆いて、ドロップアウトしてしまう。
このような例を、日ごろよく耳にします。これは、体を鍛えるためにジムにいくときも、ビジネスリテラシーを高めるために中小企業診断士の勉強を始めるときも、同じことがいえます。
「何のために学ぶのか」を明確にする
学びがなかなか継続できない理由は、目的意識が不明確だからです。
ただでさえ忙しい日々の中で、学び続けることは非常に困難なものです。そんな中、明確な目的意識がないまま、何となく学び始めても、なかなかパワーがわいてきません。
学び始めるときには、次の問いに明確な答えを出しておくことが極めて重要です。
「何のために、これを学ぶのか?」
「これを学ぶと、自分のキャリアにどうつながるのか?」
実際に具体的な目的を書き出してみて、学んでいく中で時々書き直してみるとよいでしょう。
以上が、学びを継続させるための1つ目のコツです。
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