転職理由の4割は「上司、経営者の仕事の仕方が気に入らない」 転職相談サービス調査
退職や転職を考える理由、または実際の退職、転職理由として最も多かったのは、「上司、経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」だった。
キャリアや転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を運営するライボ(東京都渋谷区)は、社会人と学生の会員834人にアンケート調査を実施した。その結果、退職や転職を考える理由、または実際の退職、転職理由として最も多かったのは、「上司、経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」(41%)だった。
2位には「キャリアアップしたかった」(34%)とポジティブな理由が挙がったものの、3位以下は「給与が低かった」(28%)、「仕事内容が面白くなかった」(28%)、「労働時間・環境が不満だった」(27%)と、職場環境に対する不満が並んだ。
また、転職先を選んだ理由は「自分が成長できる環境だと感じたから」「経験・スキルが生かせる仕事だと感じたから」が最も多く、44%に及んだ。その一方で、会社業務や希望の勤務地といった職場環境にまつわる理由は、2割程度にとどまった。転職の目的は、自分のやりたい仕事の実現よりも、自身のキャリアアップに比重が置かれていることが見て取れる。
以前の勤め先と比べた転職先の満足度においては、「以前の勤め先に比べて満足度が高くなった」と回答した人が全体の7割を占めた。その理由としては、「前職より給与が上がったから」(53.9%)、「自分が成長できる環境だと感じたから」(43.1%)、「経験・スキルが生かせる仕事だと感じたから」(36%)などが挙がった。
一方、満足度が低くなった理由には、「報酬が下がった」(23.7%)、「仕事の進め方が合わない」(22.8%)、「職場の人間関係が合わない」(19.8%)との回答が寄せられた。
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