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9月全国景気DI、持ち直し――帝国データバンク調べ、今後は横ばいか:業種によりばらつきも(1/2 ページ)
9月景気DIは前月比1.9ポイント増の31.6。帝国データバンク調査。ただ同社は「今後は横ばい傾向が続く」と分析。
帝国データバンクが調査した9月の景気DI(景気動向指数)は前月比1.9ポイントプラスの31.6となった。4カ月連続で前月比増となり、コロナ禍の悪影響を受けた景気動向も持ち直しの傾向にある。ただ同社は「今後の景気は横ばい傾向が続く」と推測している。
連休で外出増、自宅内消費も活発
調査は同社が約1万1000社を対象に行った。2002年5月以降実施している。
帝国データバンクは9月全国景気の持ち直しについて「連休中の外出増に加え、自宅内消費の拡大やリモートワークの広がりによる住宅ニーズの高まりなどもみられた」と分析している。
個別に見ると、10業界中9業界、51業種中45業種で前月比プラスとなった。ただ、業種によって回復の速度や程度には差が出ている。例えば「サービス」は業界全体で前月比2.1ポイント増となった。しかし、その中の業種である「娯楽サービス」は0.5ポイント減となるなど、コロナ禍のあおりが続く一部業種では景気DIの立ち直りが遅かったり、低水準で推移し続けている。
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