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「イオンモール名古屋みなと」2021年春に営業終了 21年間の歴史に幕:新たな再開発計画も検討
イオンモールは、大型商業施設「イオンモール名古屋みなと」(名古屋市港区)の営業を2021年春に終了する。
イオンモールは10月7日、大型商業施設「イオンモール名古屋みなと」(名古屋市港区)の営業を2021年春に終了すると発表した。今後は新たな再開発計画を検討する。
イオンモール名古屋みなとは、1999年11月に「ベイシティ品川」としてオープン。2011年に現在の施設名に改称した。開業以来、21年間営業を続けてきた。
食品や衣料品などを取り扱う総合スーパーのほか、専門店街、映画館などで構成された大型施設で、約2800台分の広大な駐車場も備えている。敷地面積は約7万7000平方メートルで、9月現在の店舗数は約60店舗、従業員数は約880人。
充実した施設を武器に集客してきたが、近年は競合店が増加。14年にはより規模が大きい「イオンモール名古屋茶屋」(名古屋市港区)が近隣で開業している。現在は専門店街に空き店舗スペースが目立っている状態だった。
映画館「TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ」は20年11月末で閉館となる。
同社は、営業終了について「多様化するお客さまのニーズへの対応や今後の新たな再開発計画を鑑み、一旦営業終了をすることになった」と発表。営業終了までの期間で、「ご愛顧感謝セール」など、21年間の感謝を伝えるイベントを実施していく予定だ。
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