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コロナでインバウンド需要消失、関連破綻は75件に 宿泊業特に深刻:東京商工リサーチ調査(2/2 ページ)
新型コロナの影響でインバウンド関連破綻も続出。東京商工リサーチの調査では75件に。特に宿泊業で深刻。
都道府県別では東京・大阪・北海道突出
都道府県別に見ると、最多は観光スポットの集積する東京都で17件。続いて大阪府10件、北海道5件となった。外国人客に人気の観光地を擁するエリアでやはり影響が強かったとみられる。地区別に見ると、関東が21件、近畿19件、中部11件などという結果になった。
コロナ禍前までは、主要観光地だけでなく地方経済をも下支えする規模になっていた日本のインバウンド需要。延期された東京五輪・パラリンピックを控える中、「インバウンドさまさま」な状況に戻ることができるのか、それとも別のニーズ創出を迫られるか、注目される。
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