“鬼滅ビックリマン”誕生! 菓子メーカー・ロッテが次々と打ち出すコラボ戦略の狙い:30〜40代をターゲット(2/3 ページ)
『週刊少年ジャンプ』で連載し、大ヒットとなった『鬼滅の刃』。2019年4月に深夜に放送されたテレビアニメが社会現象と呼べるほどヒット。そんな中、ロッテが同社の40年以上の看板商品となっているチョコレート菓子「ビックリマンチョコ」と、『鬼滅の刃』とのコラボ商品を出すと発表した。担当者に狙いを聞いた。
コラボ展開の意図は?
「ビックリマンチョコ」はウエハースに挟まれたチョコと一緒にシールが入っているのも特徴だ。このシールは「ビックリマンシール」とも呼ばれ、中にはオークションなどで100万円以上のプレミアで取引されることもある。「ビックリマンチョコ」の代名詞の1つだ。
「鬼滅の刃マンチョコ」でもシールが同封され、長年「ビックリマンシール」を手掛けてきたイラストレーターによるオリジナルイラストになっている。『鬼滅の刃』のキャラクターが描かれた景品シールは全24種類。中には「シークレットシール」として往年のビックリマンキャラと『鬼滅の刃』キャラが共演するシールも登場する予定だ。
パッケージは主人公の竃門炭治郎(かまどたんじろう)と妹の禰豆子(ねずこ、「禰」は「ネ+爾」が正しい表記)、我妻善逸(あがつまぜんいつ)の3人が描かれたものと、冨岡義勇、煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)、嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の3人が描かれたバージョンの2パターンで展開する。
実は、ロッテが『鬼滅の刃』とコラボするのはこれが初めてではない。9月15日からは、『鬼滅の刃』のキャラクターがパッケージに描かれたボトルガム「鬼滅の刃デザインボトル」が発売されている。
また、「ビックリマンチョコ」自体も、これまで「ONE PIECE(ワンピース)」や「DRAGON BALL(ドラゴンボール)」といったアニメや、「AKB48」や「ももいろクローバーZ」などといったアイドルグループとのコラボも展開している。10月には羽生結弦選手オリジナルクオカード1万円分など総額3000万円以上の景品を抽選で提供する「GUM&GOキャンペーン」も実施した。
その中でも「ワンピース」とコラボした「ワンピースマンチョコ」は900万個以上、「ドラゴンボール」とコラボした「ドラゴンボールマンチョコ」は700万個以上を売り上げるミリオンヒットとなっている。
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