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アパレル上場企業、7割で売り上げ前年割れ――9月、増税前需要の反動、残暑で秋物苦戦帝国データバンク調査(1/2 ページ)

アパレル上場企業の7割で売上高前年割れ。9月分を帝国データバンク調査。前年の増税前需要の反動、秋物苦戦も影響。

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 コロナ禍によるアパレル業界への打撃が続いている。帝国データバンクが、月次売上高を公開しているアパレル上場企業24社について調査したところ、9月の売り上げが前年同月を下回ったのは約7割に当たる17社だった

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コロナ禍からアパレルは復活できるか(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

前年上回ったのは7社

 帝国データバンクは原因について、前年10月の消費増税前の駆け込み需要の反動が起きたことに加え、残暑による秋物の不調を挙げている。特に「紳士服を扱う企業で減少幅が拡大している」と分析する。

 調査は同社が、アパレルなど衣服類販売を手掛けている上場企業、またはその中核企業のうち、公式サイトなどで月次売上高を公表している24社の9月分全店実績について集計した。

 上記の24社のうち、9月売上高(全店ベース)が前年同月を下回ったのは70.8%に当たる17社。逆に上回ったのは7社で、ファーストリテイリング、ワークマン、西松屋チェーンなどだった。

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アパレル上場企業の前年同月比で見た9月売上高(帝国データバンク「上場企業(アパレル)の月次売上高動向調査・2020年9月分」)
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