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写真業界で倒産急増、今年既に19件――高画質スマホ普及、コロナ追い打ち:東京商工リサーチ調査(2/2 ページ)
写真業界が苦境、20年は既に倒産19件。売り上げも近年急減傾向に。高画質スマホカメラ普及に加えコロナ禍も追い打ち。
大半は中小零細、街の写真店ピンチ
倒産件数は1〜9月で19件となり、前年同期より約7割も増えた。うち3件は新型コロナ関連の倒産となっている。東京商工リサーチは「卒業式や入学式、修学旅行といった学校行事、結婚式などの休止・延期が相次いだ」ことが響いた、としている。
今回の調査対象である写真業界の410社のうち、1億円未満の中小企業が約8割を占めている。東京商工リサーチは「写真業界の多くは小・零細規模で地域に密着した老舗。根本的な経営見直しや需要掘り起こしが急務で、何もしなければ業界の衰退は加速度的に進む可能性が高い」としている。
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