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トヨタ、「プリウスα」「プレミオ」など5車種を生産終了:兄弟車や派生車種を整理
トヨタ自動車は、セダンやワゴンなど5車種の生産を終了すると公式サイトで発表した。12月上旬に「ポルテ」「スペイド」、2021年3月末には「プレミオ」「アリオン」「プリウスα」の生産を終了する。
トヨタ自動車は12月1日、セダンやワゴンなど5車種の生産を終了すると公式サイトで発表した。兄弟車として展開する車種や派生車種を整理する。
12月上旬に「ポルテ」「スペイド」の2車種、2021年3月末には「プレミオ」「アリオン」「プリウスα」の3車種の生産を終了する。車両のアフターサービスについては、生産終了後も販売店で対応する。
小型車のポルテは04年に初代モデルを発売。大型の電動スライドドアを採用し、乗降時などの利便性を高めた。12年にはフルモデルチェンジし、同時に兄弟車として「スペイド」を投入している。セダンの兄弟車であるプレミオとアリオンは01年に初代モデルを発売。07年にフルモデルチェンジし、2代目モデルになった。
トヨタは20年5月、全ての系列の販売店で全車種を販売する体制をスタートさせた。それまで、ポルテはトヨタ店とトヨペット店、スペイドはトヨタカローラ店とネッツ店で販売。また、プレミオはトヨペット店、アリオンはトヨタ店の専売車種となっていた。
プリウスαは、ハイブリッド車「プリウス」の派生車種として11年に発売した。5人乗りの2列シート車と7人乗りの3列シート車を設定。3列シート車には同社のハイブリッド量産車として初めてリチウムイオン電池を採用した。プリウスは15年に4代目モデルになったが、プリウスαのフルモデルチェンジは実施していない。
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