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いまさら聞けない「同一労働同一賃金」の基礎(1/3 ページ)

2018年6月、働き方改革関連法が成立しました。目玉の一つ、いわゆる同一労働同一賃金について、法改正の内容など基礎を整理します。

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 2018年6月、働き方改革関連法が成立しました。法改正の目玉は次の2つです。

・時間外労働の上限規制の導入(大企業:19年4月〜、中小企業:20年4月〜)

・正規・非正規雇用労働者間の不合理な待遇差の禁止(大企業:20年4月〜、中小企業:21年4月〜)

 このうち「正規・非正規雇用労働者間の不合理な待遇差の禁止」が、いわゆる同一労働同一賃金ということになります。

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写真はイメージです(提供:ゲッティイメージズ)

 「時間外労働の上限規制」は、年間や月間の残業時間を何時間以内にすべきということですから、比較的分かりやすいです。その一方で、何とも分かりづらいのが、同一労働同一賃金ではないでしょうか。「同一労働とは、どういう状態なのか」「同一賃金とは、どこまで求められるのか」。多くの人事担当者が悩んでおられることと思います。

 そこで、まずは「いまさら聞けない同一労働同一賃金の基礎」と題して、基本的な内容を整理してみましょう。

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