ホテルで電車の旅を疑似体験できるプランを発売 駅長体験は完売:ホテルで電車の旅
渋谷エクセルホテル東急は、電車の旅を疑似体験できる「東急電鉄コンセプトルーム宿泊プラン」を発売。コロナ禍で鉄道イベントや遠方への旅が控えられる中、渋谷を拠点とする東急電鉄とタイアップし鉄道ファンや家族連れの需要を見込む。
渋谷エクセルホテル東急(東京都渋谷区)は、電車の旅を疑似体験できる「東急電鉄コンセプトルーム宿泊プラン」を12月19日に発売した。期間は2021年3月31日まで。コロナ禍で鉄道イベントや遠方への旅を控える動きが強まっていることを受けて開発。渋谷を拠点とする東急電鉄とタイアップし鉄道ファンや家族連れの需要を見込む。
渋谷エクセルホテル東急担当者によると、東急電鉄とタイアップしたコンセプトルームは初めての試み。コンセプトルームは「トレインシミュレータールーム」と、1969年に廃線となった玉川線をテーマにした「昔懐かしの東急電鉄コンセプトルーム」を用意した。トレインシミュレータールームには、本物のマスコンハンドルを使った電車シミュレーター装置を設置。さらに夕食は駅弁をイメージした2段重「しぶべん」を提供する。
またトレインシミュレータールームには、渋谷駅での旗振りや出発合図、改札での窓口案内などが体験できる「渋谷駅駅長体験」の特典も用意した。土曜日限定で5歳〜小学6年生までの希望者のみを対象としたが、こちらの予約は既に埋まったという。
料金は、トレインシミュレータールームが1室1人利用で3万5000円(税込、以下同)、2人で4万3000円。昔懐かしの東急電鉄コンセプトルーム宿泊プランは、1人1室2万8000円、1室2人利用で3万6000円となっている。毎週土曜日と12月31日〜21年1月2日、1月10日は料金が異なる。
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