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会計クイズ ゲームメーカーの任天堂はどちらでしょう?図解で分かる貸借対照表の読み方(2/6 ページ)

分かりにくいと思われがちな財務諸表。この記事では、会計初学者をターゲットにした貸借対照表の基礎についての解説をした上で、「会計クイズ」を出します。押さえるところを押さえれば、貸借対照表は決して難しいものではありません。

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貸借対照表の大枠

 それでは、貸借対照表の大枠を見てみましょう。


貸借対照表の大枠

 貸借対照表は、大きく3つに分けることができます。左の青色部分が「資産」、右の赤色部分が「負債」、緑色部分が「純資産」です。右の部分で会社は資金を調達し、左の部分で調達した資金を運用しています。

 では運用サイドの資産から順番に見ていきましょう。


貸借対照表の運用サイド(左側)

 企業は、資産を運用してお金を回収します。その回収するスピードに応じて、資産は流動資産と固定資産に分かれます。流動資産には「現金・預金」や「商品」「売掛金」等が入ってきます。商品などは、販売すると比較的短期間に現金として回収することができるため、回収は早いものになります。

 一方、固定資産には「建物」「備品」「土地」のような、長期間使用することで資金を回収することに寄与するものが含まれます。

 このように、資産サイドは資金を回収する早さに応じて「流動」と「固定」の2つに分けて表示されるとだけ覚えておけば大丈夫です。

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