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入社式と新人研修「リアル」で開催、企業の6割 オンラインだけでは「つながりが希薄」:人事担当者に聞いた
2021年4月の新入社員の入社式について、6割の企業が「リアル」での開催を予定している──そんな結果を、学情が発表。
2021年4月の新入社員の入社式について、6割の企業が「リアル」での開催を予定している──就活情報サイトを運営する学情が12月28日、そんな調査結果を発表した。新入社員研修も、6割が「リアル」での実施を予定。「オンラインだけでは同期のつながりが希薄になる」などと懸念する声が上がっている。
入社式は「例年と同規模で、リアルで実施」(24.1%)、「規模を縮小して、リアルで実施」(26.9%)、「オンラインとリアルを組み合わせて実施」(8.4%)という結果だった。「オンラインのみ」での実施は4.1%、「未定」は36.5%に上り、新型コロナウイルスの感染状況に応じ、検討したいという企業の動向が浮き彫りになった。
新入社員研修では「オンラインとリアルを組み合わせて実施」が28.2%で最多。「例年と同規模で、リアルで実施」(23.1%)、「規模を縮小して、リアルで実施」(15.0%)と続いた。「オンラインで実施」は4.9%、「未定」は28.8%だった。
理由として「コロナ禍でテレワークやオンライン研修も実施したが、オンラインだけでは意識の醸成や人間関係の構築は難しいと感じている。広い会場を借りてでもリアルで開催したい」などの声が上がったという。
調査は20年12月11〜18日、Webサイトで企業の人事担当者を対象に実施。688件の回答を得た。
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