ニュース
みずほ銀、デジタル通帳「e-口座」への自動切り替え延期 システム障害を受けて
みずほ銀行は、1年以上通帳記帳がない口座をデジタル通帳の「みずほ e-口座」へ自動切り替えについて、当面の間、延期すると発表した。当初は2月下旬から3月上旬に行うとしていた。
みずほ銀行は、1年以上通帳記帳がない口座をデジタル通帳の「みずほ e-口座」へ自動切り替えを、当面の間、延期すると発表した。当初は2月下旬から3月上旬に行う計画だった。
2月28日から3月1日にかけて発生した、ATMやインターネットバンキングの一部が利用できなくなったシステム障害は、デジタル通帳への自動切り替えが原因だった。
みずほ銀行は新規口座について紙の通帳の有料化を開始している。併せて、紙の通帳を発行しないデジタル通帳「みずほ e-口座」の提供を開始。1年以上記帳のない紙の通帳は、自動的にe-口座へ切り替える計画だったがそれが裏目に出た。
各銀行は、コストが高く、管理が煩雑な紙の通帳から、デジタル通帳へ切り替えを促す計画を進めている。横浜銀行は新規口座の通帳を有料化済み。三井住友銀行は4月1日以降、新規口座の通帳を有料化する予定だ。
関連記事
- ついに始まったみずほ銀行通帳有料化 通帳レス口座「みずほ e-口座」も開始
みずほ銀行は1月18日、新規申し込み口座について、紙の通帳の有料化を開始した。併せて、通帳を発行しない「みずほ e-口座」の提供を始める。 - みずほ銀行が通帳有料化 70歳未満は1冊1100円
みずほ銀行は8月21日、2021年1月18日から通帳の発行を有料化すると発表した。新規発行および繰越時の手数料は1100円(税込み)。法人・個人ともに対象だ。ただし、70歳以上の場合無料とする。 - 地銀が通帳のアプリ化を進める理由 キャッシュレス決済も影響
地方銀行が紙の通帳に代わり、スマートフォンアプリを使ったデジタル通帳の導入を進めている。銀行側にはどんなメリットがあるのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.