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創業83年の製造業が大改革──東京本社は90%以上テレワーク、「紙・はんこ文化」からの脱却! その秘訣とは?(2/3 ページ)
製造業にとって、働き方改革は容易ではない。それでもテレワークやペーパーレスはじめとする新しい働き方を積極的に取り入れているのが、ダイカストメーカーのアーレスティだ。緊急事態宣言下では多い日は90%以上のテレワーク率だというアーレスティは、これまでどのようにして働き方改革を浸透させてきたのか。
「紙・はんこ文化」からの脱却、オフィスも30%縮小
緊急事態宣言下のテレワークは「比較的スムーズに進んだ」という。
人によっては自宅の通信環境が良くない、当初、自宅に持ち帰り可能なセキュリティを確保したPCが不足していたなど、ITインフラ面の混乱は若干あり、戸惑う場面もあったが、順次対応した。備えていたBCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)のシステムを活用することで、関係会社合わせて115人ほどの東京本社勤務の従業員には大きな混乱なくテレワークが進んだ。
しかし、テレワークが長期化すると課題が浮き彫りになった。紙とはんこの業務が多かったことだ。
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