人材サービスのアデコが「2021年版小中学生の将来就きたい仕事」に関する調査結果を発表した。1位は男子が「YouTuber(ユーチューバ―)などの動画投稿者(以下「YouTuber」)」(7.8%)、女子が「パティシエ(お菓子職人)」(18.4%)だった。
「YouTuber」が1位になったのは2014年に調査開始以来初めて。2位に「サッカー選手」(6.4%)、3位に「ゲームクリエイター」(5.3%)が続く。同率4位は「野球選手」「警察官・刑事」「エンジニア・プログラマー」(各5.1%)で、デジタルテクノロジーと親和性の高い職業3つ(YouTuber、ゲームクリエイター、エンジニア・プログラマー)が2年連続で同時にランクインしている。
女子の1位「パティシエ」は2年連続。2位は「先生(大学・高校・中学・小学校、幼稚園など)」(8.4%)、3位は「看護師」(7.1%)で、男子1位だったYouTuberは8位に入っている。
中学生男子は「会社員(サラリーマン・OL)」と「公務員」が同率1位(各17.3%)。7位に調査開始以来初となる「プロゲーマー」(8.7%)がランクインした。
中学生女子の1位は全体と同じくパティシエ(18.7%)で、2位に「会社員(サラリーマン・OL)」(15.3%)と「公務員」(12.0%)が続く。
好きな教科は1位が「算数・数学」(19.1%)、2位が「図画工作・美術」(14.1%)、3位が「体育・保健体育」(13.2%)。嫌いな教科も1位が「算数・数学」(23.9%)で、2位に「国語」(13.7%)、3位に「外国語」(7.7%)が続いた。
この調査は2020年12月16日〜25日に、日本全国の小中学生歳の男女900人(各学年男女50人ずつ、合計900人)にインターネットを使って実施した。
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