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トヨタ、新型GR 86世界初披露 9年ぶりのモデルチェンジで今秋にも発売:SUBARUとの共同開発(2/2 ページ)
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は4月5日、SUBARUとのオンライン合同イベントで新型「GR 86」を世界初披露した。
進化を遂げた新採用2.4リットル水平対向4気筒エンジン
エンジンは2.4リットルの水平対向4気筒エンジンを新たに採用。「軽量コンパクトかつ低重心なエンジン」という特長はそのままに、2リットルから2.4リットルへ排気量を増やし、より動力性能を向上させ、0〜100km/h加速性能を従来型の7.4秒から6.3秒に高めた。
パッケージやサイズは従来型を継承した一方で、全高やヒップポイントを低く抑え、さらなる低重心化と回頭性の向上を図った。また、ルーフパネルやフェンダーにはアルミ材を採用。フロントシートやマフラーなども改良し、軽量化も実現した。
街乗りから限界走行まで、どんな速度域でも「走る楽しさ」を感じられるハンドリング性能を目指し、ボディ剛性を向上。ねじり剛性を従来型比約50%向上させることで、操縦安定性能を高めた。
さらにモータースポーツに参戦する86に搭載する空力アイテムを取り入れた。エアアウトレットやサイドシルスポイラーなどを織り込み、操舵応答性や操縦安定性を向上させた。
またAT車にはSUBARUの運転支援システム「アイサイト」を採用。通常走行時の安全サポートから、衝突回避支援や衝突被害の軽減に貢献するプリクラッシュセーフティ技術、万が一事故が起きた際の救護支援や二次衝突の回避支援まで、総合的な安全技術を搭載した。
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