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忘れたころに「バカッター事件」が繰り返される理由 企業の対策は?:年次進行という視点(3/3 ページ)
久しく聞かなかったバカッター事件。バイトテロとも呼ばれるアルバイトによる不適切投稿がまた勃発しました。明るみに出れば大問題になり、自分の一生をも左右しかねないにもかかわらず、なぜ繰り返されるのでしょう。
企業側の危機意識が必要
若者をアルバイトで雇用する店側、企業側はこうした事実を忘れてはなりません。ストアディフェンスというコンセプトを提唱していますが、若者たちが代替わりする3年から4年という感覚で、確実にバカッター事件は起きています。恐らくこの先もまた起こることでしょう。
今や新人バイトの教育において、バカッター行為への厳重注意喚起、SNSの扱いや仕事中のスマホ操作禁止など、当然のこととなっています。しかし当然すぎる感覚は返って緊張感を失い、その注意力低下のすき間で、バカッター事件は繰り返されるのです。
飲食店や小売店、お客さんと直接接する業務の企業の方は、今一度、こうした事件の度に危機感を持ち、自社自店の危機管理をあらためて意識してください。(増沢 隆太)
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