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ファミマが「100均コーナー」強化 巣ごもり需要で100均業態が好調:全19種類の展開
ファミリーマートは100均コーナーを強化する。クッキングシートや食品保存容器などの新商品を新たに投入。コロナ禍でも100均業態は好調だ。
ファミリーマートは、同社のプライベートブランド「ファミリーマートコレクション」における「キッチン周りの日用品100円(税込110円)均一シリーズ」を拡充すると発表した。巣ごもり需要による100均業態の好調を背景に、新たな顧客獲得を狙う。
新商品は日本製のクッキングシート、食品保存容器、自立型水切りごみ袋、ポリエチレン手袋など9種類。発売日は4月27日。全国のファミリーマート約1万6600店で取り扱う。
同社は2020年11月から、キッチン周りの日用品を110円で販売する「日用品100円(税込110円)均一シリーズ」を展開している。今回新たに9種類が加わったことで、ラインアップは全19種類に拡大した。
東京商工リサーチの調査によると、20年度における100円ショップの業界売上高は過去最高を更新することがほぼ確実となっている。その背景にはコロナ禍による”巣ごもり需要”の拡大や、消費者の根強い節約志向があり、キッチン用品を始めとする雑貨の需要が伸長している状況だ。
こうした背景にファミリーマートは商機を見い出している。大手100円ショップ5社の倍以上ある豊富な店舗数を武器に、新たな顧客獲得を目指す。
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