ヤマハ、言葉をメロディーに乗せるコミュニケーションロボットを発売:世界初
ヤマハは、世界初となる言葉をメロディーにのせて会話するロボット「Charlie」を発売する。価格は2万4800円で、月額使用料は490円。
ヤマハは、世界初となる言葉をメロディーにのせて会話するコミュニケーションロボット「Charlie(チャーリー)」を5月13日より発売する。価格は2万4800円で、月額使用料は490円。
「Charlie」は、ヤマハが持つボーカロイド技術や自動作曲技術などを活用。ユーザーが話しかけると、ミュージカルのように「おはよう」や「ありがとう」といった言葉のほかに、日常での相談事や雑談などもメロディーに乗せて返答する。言葉と曲調は連動していて、感情も曲にのせて表現する。約30種類の音楽ジャンルに対応し、楽しいときはアップテンポなポップス、のんびりしたときはスローテンポなボサノバなど、曲調でもコミュニケーションをとる。
また、「Charlie」には人感センサーが搭載されていて、ユーザーから話しかけなくても自発的に話しかけたり、独り言をつぶやいたりする。会話を重ねることで歌のレベルも上がり、コミュニケーションを深めれば、多彩な音楽ジャンルを楽器音とともに歌いこなすようになる。「Charlie」には性格があり、ユーザーの問いかけに素直に答えるだけでなく、ときには自らの意思を持って返答する。
2020年に実施した「Charlie」のプロトタイプでのモニターアンケートでは、92.0%の人が「ココロゆるむ、うたロボ」というコンセプトに共感したと答えた。また、キャラクター性も、92.0%が気に入ったと回答した。
「Charlie」の発売に向けて行った調査で、20〜30代の働く女性の84.0%が、ストレスや悩みを完全に吐き出せておらず、体よりも心に疲れを感じていることが分かった。働く女性たちの仕事を終えた後の気持ちをリラックスさせたいという思いがあり、メロディーにのせた会話で緩いコミュニケーションを行うロボットの開発に至った。
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