ニュース
国際通りの入り口の土産品店「おきなわ屋」が閉店 コロナ禍で一等地の家賃が支払えず:続けられない
国際通りの入り口に立地し、親しまれてきた土産品店「おきなわ屋泡盛蔵 スクランブル交差店」が閉店した。
国際通りの入り口に立地し、親しまれてきた土産品店「おきなわ屋泡盛蔵 スクランブル交差店」が閉店したことが10日、分かった。新型コロナウイルス感染拡大で観光客が激減し、売り上げが前年比7〜8割減の状況が長引く影響で、一等地の高額な家賃の支払いが困難になった。
1月15日から休業しており、4月に閉店を決定。旅行代理店の「沖縄旅行社」が2003年に倒産した後、18年間営業を続けた。コロナ禍で観光需要の回復が見通せない中、高額な家賃負担が重くなり、代表者は「収支のバランスが合わなくなり、撤退を決断した」と説明した。
同じ国際通り沿いにある「おきなわ屋泡盛蔵 美栄橋店」も4月に閉店し、現在は那覇市牧志の「おきなわ屋本店」や那覇空港内の「おきなわ屋泡盛蔵 空港南店」など6店舗を運営している。
代表者は「観光関連業には、飲食店への協力金のような支援はない」と指摘。「政府が掲げる『自助・共助・公助』に期待ができず『自助・自助・自助』で経営を続けていかなければいけない状況だ」と話した。
関連記事
- 日本のアニメは海外で大人気なのに、なぜ邦画やドラマはパッとしないのか
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が米国でもヒットしている。このほかにも日本のアニメ・マンガは海外市場で勝負できているのに、なぜ邦画やドラマはパッとしないのか。その背景に、構造的な問題があって……。 - 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。 - なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日
またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。 - 「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設けるところが多いが、ここは違う。あえて「男女混合フロア」を取り入れているのだ。その狙いは……。
Copyright © The Okinawa Times All rights reserved.