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「選択的週休3日制」賛成は8割、職場に導入は?:実現は難しい(1/2 ページ)
「選択的週休3日制」について、どのように感じている人が多いのだろうか。20〜50代のビジネスパーソンに聞いたところ……。
総合マネースクール「ファイナンシャルアカデミー」を運営する日本ファイナンシャルアカデミーは5月12日、「選択的週休3日制と家計、副業、投資に関する意識調査」の結果を発表した。
現在政府で議論されている「選択的週休3日制」は、リカレント教育の推進のほかに、育児や介護との両立など“多様な働き方”を支援する制度となりそうだが、この制度やお金についての現役世代の考えを調査するのが目的。
対象は全国の20代〜50代の会社員400人。選択的週休3日制の導入には約8割が賛成している一方で、「自分の職場に導入されると思わない」と答えた人が約8割いた。
「選択的週休3日制」の導入について
「選択的週休3日制について、あなたの意見はどうですか?」と尋ねたところ、「賛成」35%と「どちらかというと賛成」42%を合わせて、77%の人が肯定的な考えを示した。
賛成派からは「趣味など好きなことに時間を使える」「育児と両立がしやすくなる」といったワークライフバランスを重視した声が、反対派からは「収入が減るのが嫌」「年金や社会保障に影響が出るのが嫌」といったお金の不安に関する声が寄せられた。
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