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「地方転職に興味あり」29.2%、「給与面」で不満の声も:前向きなのは20代(2/2 ページ)
新型コロナ感染症が広がる中で、地方で働くことに興味を持っている人はどのくらいいるのだろうか。20〜50代のビジネスパーソンに聞いたところ……。
故郷や地方で働く理由
これまでに都市部から地方や故郷に転職した経験(転勤を除く)がある人に、その理由を聞いたところ「実家がある」(44.9%)がトップ。次いで「自然にあふれた魅力的な環境」(20.9%)、「都会の生活に疲れた」(20.5%)。
生活の満足度が「上がった」人からは「家賃が安くて部屋が広い」「長時間の電車通勤がない」など地方の生活コストの低さを挙げる声があった。また「食べ物がおいしい」「店やサービスを受けられる場所がコンパクトにまとまっているため効率的」といった意見も。
一方、生活の満足度が「下がった」人からは「給与水準が低い」「利便性の高い都市部での生活に慣れていたので、地方の不便さを強く感じてしまった」など不満の声もあった。
インターネットを使った調査で、20〜59歳のビジネスパーソン1万5000人が回答した。調査時期は2020年8月。
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