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ホリエモンが「自分より“他人の可能性”」に投資する理由 自分の限界はたかが知れている:堀江流・経営者に必要な『やりきる力』(3/4 ページ)
ホリエモンこと堀江貴文氏が考える「経営者に必要な能力」について語ってもらった。他人への投資こそ、一番賢いお金の使い方だという。その真意は?
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他人にお金を使うのは「確実」
寺田さんに限らず、無名の若者の支援は同時に行っている。
芸人の「みのるチャチャチャ♪」も、そのひとりだ。僕のミュージカルやイベントに彼を呼べば、MC的に便利に動いてくれる。芸人としての知名度は低いが、フットワークのよさは彼の魅力だ。人狼チャレンジの動画配信も頑張っているので、何かのきっかけで大きく世に出るかもしれない。
堀江貴文というマージンが利く場面で、若い仲間たちのサポートをするのは当たり前の行為だと思っている。彼らに感謝されたいわけではない。篤志家を気取りたいわけでもない。僕はマージンが他の著名人よりも大きいので、多くの若者を支援できる余裕がある。 余裕があるから、やっているだけ。気分が乗ったときに「お前、手伝うか?」と、若い人に声を掛けているような感じだ。
こうして、いろいろな若者をサポートしていると、新たに見えてくることも多い。僕のフィルターを通しては出会えない、若い人たちの面白空間や、目新しい思考を体験できたりもする。たえず情報のシャワーを浴び続けている毎日の中で、僕の興味が動く瞬間。それが、投資に対するリターンの1つといえるかもしれない。
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