月額1000円で、定期券に「そばのトッピング」が付いてくる JR東がサブスクサービスのトライアル開始:JRE パスポート
JR東日本が、通勤定期券を持つ乗客を対象に、飲食やシェアオフィス利用のサブスクリプションチケット「JRE パスポート」の実証実験を開始すると発表した。
JR東日本は7月6日、通勤定期券を持つ乗客を対象に、飲食やシェアオフィス利用のサブスクリプションチケット「JRE パスポート」のトライアル販売を開始すると発表した。
トライアルは、飲食店支援のスタートアップfavy(ファビー、東京都新宿区)、JR東日本クロスステーション(東京都渋谷区)と協同で行う。上野駅、秋葉原駅、八王子駅内の「ベックスコーヒー」でコーヒーを1杯無料で提供する「ベックスコーヒープラン」(月額2500円)や、そば店の「いろり庵きらく」でトッピング1品をサービスする「きらくトッピングプラン」(1000円)などを用意した。
また、同社が展開するシェアオフィス「STATION BOOTH」を利用できるプランも提供する。月に10回、15分利用できる「15分プラン」(1500円)、月5回の「60分プラン」(3000円)、月8回の「2時間プラン」(6400円)の3種類を販売する。
販売期間は8月31日までで、サービスは9月30日まで提供する。JR東日本では、トライアル結果を基に本格導入に向けた検討を進め、将来的には、特急列車やグリーン車などの輸送サービスやスポーツジム、飲食サービスなど、さまざまなサービスを自由に組み合わせられる「シームレスなオンデマンドサービスのプラットフォームを目指す」としている。
いくつかの鉄道会社はすでにサブスクサービスの導入を進めている。このうち小田急電鉄では、3月からMaaSアプリ「EMot」を利用した飲食・物販のサブスクチケット「EMot パスポート」の発売を開始している。東急電鉄も定期券保有者を対象にした月額制のサブスクサービス「TuyTuy(ツイツイ)」の実証実験を行っている。
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