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「日本は子どもを育てやすい社会と思わない」が51.0% 困っていることは?:子育てにパートナーはどの程度関与してるか(2/2 ページ)
日本の育児事情を調査。日本は子育てがしやすいと思うか、子育てに関与しているか、子育て上で困っていることなどを聞いた。
子育てへの関与度は?
11歳以下の子どもがいる人に、子育てへの関与度を聞いた。「積極的」「どちらかといえば積極的」と答えた人は合わせて76.3%だった。男性は63.7%と、2017年調査の55.6%と比べ増加した。また、女性は86.7%だった。
配偶者・パートナーが子育てに積極的に関わっている人は「積極的」「どちらかといえば積極的」と答えた人が合わせて69.7%で、男性は84.7%、女性は57.1%だった。
17歳以下の子どもがいる人に、子育て上で困っていることや不安に感じていることを聞いた。1位は「出費が多い」で40.6%、次いで「子どもの勉強、学力、進学、就職など」が36.3%、「子どもの健康、成長、発達、性格など」「精神的な負担」「自分の自由な時間が少ない」が各2割強だった。17年の調査と比べ、「出費が多い」「収入が少ない」は減少していた。
エバーセンス(東京都中央区)の調査によると、コロナ禍によるテレワークの普及で自宅で過ごす時間が増えた分、配偶者・パートナーとの関わり合いが増えたと答えた人は約30%程度いることが分かった。また、配偶者やパートナーと話し合う時間が増えた人ほど、家事・育児分担の満足度が高まるという。まだ続くであろうコロナ禍で、環境の変化が育児にどう影響するのか、注目が集まる。
マイボイスコムの調査は、「MyVoice」のアンケートモニターを対象に、インターネットで実施した。期間は21年7月1〜5日、有効回答数は1万108人。
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