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3年連続で減少! 都内の会社、夏のボーナスはいくら?:産業別の状況は
東京都は、都内の1000労働組合を対象に調査した「2021年の夏季一時金(ボーナス)」の最終集計結果を公表。平均妥結額、平均要求額ともに3年連続で減少した。
東京都は、都内の1000労働組合を対象に調査した「2021年の夏季一時金(ボーナス)」の最終集計結果(7月20日時点)を公表した。平均妥結額は73万7278円で、20年実績の76万2354円から3.29%減少。19年から3年連続で減少した。
既に妥結した労働組合のうち、前年妥結額と比較可能な452組合の状況を集計した。平均妥結額73万7278円は、平均賃金(31万9670円・40.0歳)の2.31カ月分に相当する。
産業別では、業種別妥結金額の分析対象(5組合以上)となった29業種のうち、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた「私鉄・バス」(24.27%減、60万855円)、「輸送用機械器具」(12.17%減、74万8651円)などを中心に18業種で減少した。増加したのは「非鉄金属」(13.27%増、90万3733円)、「道路貨物運送」(12.66%増、57万9432円)など11業種。
平均要求額も3年連続で減少した。要求を提出した労働組合のうち、前年要求額と比較可能な486組合の平均要求額は80万534円。同一労組の20年要求額81万3454円から1.59%減となった。
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