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自販機になぜ「猫草栽培セット」が? 生まれ変わった「無印良品 新宿」の狙い:地域密着(2/3 ページ)
良品計画は、東京・新宿にある2店舗「MUJI 新宿」と「無印良品 新宿」をリニューアルオープンする。無印良品 新宿の改装コンセプトは「新宿通りのインフラ くらしの基本を整える」だ。目立つ場所に自販機を設置した狙いとは?
無印良品 新宿は日用品を拡充
無印良品 新宿は、化粧品、掃除用品、冷凍食品、日替わり弁当といった「くらしの基本となる日用品」を充実させる。
コロナ禍の影響で、新宿を訪れる外国人観光客などが激減した。そこで、地域に住んでいる人や、通勤などで日常的に新宿に足を運んでいる人のニーズに対応する。
食品を充実させるため、冷凍食品や日替わり弁当を豊富にそろえた。食品は、新宿地区最大の品ぞろえとした。また、生活小物のカテゴリーも2倍に増やす。
いつでもほしい時に商品を買えるようにするため、5台の自動販売機「MUJIPOCKET」を路面に設置する。5台のうち3台は、アルミ缶に入ったノンカフェインの「黒豆茶」(90円)や、「ミルクティー」(150円)といった飲料を販売する。
残り2台は交差点に面した目立つ場所に設置されている。販売するのは、女性用のストッキング、ボクサーパンツ、不織布マスク、ハンドタオル、ポケットティッシュ、洗顔料、折り畳み傘などだ。担当者は「困ったときにほしくなるものを、コンビニ感覚でそろえた」という。
また、小腹の空いた利用者のために、クッキーなどのお菓子も用意している。基本的には、無印良品 新宿における売れ筋の商品と、「こういった商品が売れるのではないか」というお試しの商品が混在している。
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