5G対応「iPad mini」発売 手のひらサイズでTouch ID、USB-Cポート搭載:狭額縁
アップルが新型「iPad mini」を発表。5G通信に対応し、電源ボタンにはTouch ID、USB-Cポートを備える。
アップルは9月14日(米国時間)、5G通信に対応する新型「iPad mini」を発表した。8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載、狭額縁とし、手のひらに収まるサイズ感を実現。側面の電源ボタンにはTouch IDを備え、最大5Gbpsのデータ転送用のUSB-Cポートも搭載する。同日から注文を受け付け、24日に発売する。5万9800円から。
「A15 Bionic」チップを採用し、前世代と比較してグラフィックスパフォーマンスは最大80%向上したという。このほか、Apple Pencil(第2世代)にも対応する。カラーはピンク、スターライト、パープル、スペースグレーの4種類。
新型「iPad」(第9世代)も発表した。価格は3万9800円から。14日から注文を受け付け、24日に発売する。
「A13 Bionic」チップを搭載し、前世代と比べるとパフォーマンスが20%向上。10.2インチのRetinaディスプレイには、周囲の明るさに応じて色温度を調整する機能「True Tone」も備える。
12MP超広角フロントカメラは「センターステージ」と呼ばれる機能を搭載。カメラに映るユーザーを自動的に検出し、中央に映るように調整する。FaceTimeの他、Zoomなど他社のアプリにも対応し、「ビデオ通話をより自然にする」(同社)という。
同社は、発表の中で「リモート学習環境でiPadを使う場合も、これまで以上に魅力的な体験を提供できる」と説明。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、リモートに適したiPadの特徴をアピールしている。
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