新型コロナのワクチン接種 サポート制度を導入する企業は何割?
新型コロナのワクチン接種への不安に対し、企業はどのような方針を取っているのだろうか。LASSICが運営する、Webメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」が、全国のテレワーカー1035人を対象に調査を行った。
国内のワクチン接種が進み、2回目を終えた人が7割近くとなった。その一方で、「接種後の副反応が怖い」「副反応を理由に会社を休みづらい」といった声があがっている。ワクチン接種への不安に対し、企業はどのような方針を取っているのだろうか。LASSIC(鳥取市)が運営する、Webメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」が、全国のテレワーカー1035人を対象に調査を行った。
まず、新型コロナワクチン接種を希望するか尋ねたところ、68.6%が「希望する」、12.2%が「どちらかといえば、希望する」と答えた。
特別休暇など、所属組織で新型コロナワクチン接種に向けたサポート制度があるか聞いた。その結果、新たに「特別休暇制度が設けられた」との回答が最多で30.0%。次いで、「希望すれば休暇取得できる」が22.1%、「在宅勤務など働き方に対するサポートがある」が15.7%と続いた。合計で6割以上が、接種後の副反応に対して従業員へのサポート制度を用意していることが分かった。
一方、サポート制度が「特にない」という回答も2割を超えていることから、組織によって差はあるようだ。
ワクチン接種を希望する人が8割を超えた一方で、接種後の副反応に不安を感じている人は7割を超え、特に女性の割合が82.6%と高いことが分かった。高齢層よりも若年層、男性よりも女性の方が副反応が出やすい可能性があるという情報がメディアで取り上げられていることも、影響していると考えられる。
調査を行ったテレリモ総研は、「より多くの企業や組織が、ワクチン接種に対するサポート制度を取り入れることができれば、副反応への不安から接種をためらっている人の接種につながる可能性があるのではないか。今回のワクチン接種に限らず、柔軟に働き方を切り替えられる体制を整えておくことで、従業員が安心して仕事に取り組める環境の実現が期待される」と指摘する。
調査は、テレワーク・リモートワークを経験したことがある20〜65歳のビジネスパーソン1035人を対象に、インターネットにて実施。調査期間は8月30〜31日。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
働く上で「ストレスだなあ」と感じること 圧倒的な差をつけて1位となったのは?
メルセンヌが在職中の男女832人を対象に「働く上でストレスとなる要因」に関する調査をした。
独学で取得した資格 「FP」や「宅建」を抑え1位となったのは?
独学でも取りやすい資格にはどのようなものがあるだろうか。ビズヒッツが、独学で資格を取得したことがある男女500人に調査した。
「社長のおごり自販機」誕生 ユニークすぎる自販機の「なるほど」な狙いとは
サントリー食品インターナショナルが法人向けの新サービス「社長のおごり自販機」を開始した。
「有給休暇でやりたいこと」ランキング 2位「ダラダラ過ごす」を大きく上回った1位は?
求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、働く男女500人を対象に実施した「有給休暇に関する意識調査」の結果を発表した。
経験者500人に聞く“円満退職のコツ” 最も多かった回答は?
求人情報サイトを運営するビズヒッツは、転職経験のある男女500人を対象に実施した「円満退職についてのアンケート」の結果を発表した。



