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「もう散々だ」コロナの次は軽石 嘆く海上タクシーの船長 沖縄の離島にも被害広がる:回収するしかない(2/2 ページ)
小笠原諸島の海底火山噴火で噴き上がったとみられる軽石が、沖縄県内の離島に漂着している。島民からは「コロナが落ち着いたと思ったら、今度は軽石か」との嘆きが漏れている。
「みるみるうちに灰色に」
本部町の新里漁港内に27日朝から軽石が流れ込み、昼ごろに海面が覆われた=写真。近くで海ブドウの養殖をする女性によると、漁港の隣の浜にはこれまでも軽石が堆積していたが、港湾内が覆われるのは初めて見たという。
「風の影響なのか、みるみるうちに灰色になった」と驚いた様子。「海水をくみ上げるポンプに軽石が詰まると、養殖にも影響が出る。いつ漂着が収まるか分からない」と不安そうに語った。
本部漁協によると同日、渡久地港から出港した船1隻が軽石を吸い込み、エンジントラブルで引き返したという。
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小笠原諸島の海底火山噴火で発生した軽石が沖縄近海に流れ込んでいる問題で、沖縄本島北部の漁港だけでなく南部のビーチや漁港などに漂着し影響が県内各地に拡大している。
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