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JT、業績予想を上方修正 海外たばこ事業が好調で一転最終増益に(2/2 ページ)
日本たばこ産業(JT)は10月29日、2021年12月期(21年1月〜12月)通期の連結業績予想を上方修正し、純利益が前期比6.4%増の3300億円になる見通しだと発表した。
「Ploom X」年内は国内投入に集中
同日発表した21年12月期第3四半期(21年1〜9月)の連結業績は、売上収益が前年同期比10.9%増の1兆7661億円、営業利益が23.2%増の4807億円、純利益が31.3%増の3388億円だった。
同社は、8月に高温加熱型の加熱式たばこデバイス「Ploom X」の全国展開を開始。海外たばこ事業を担うJTインターナショナル(JTI)と初めて共同で開発を進めた「グローバル共通モデル」との位置付けで、年内にもロシアでの展開を予定していた。
しかし、半導体不足による影響からデバイス製造に制約があるとして、計画を見直すと発表。21年中のデバイス供給は日本市場を優先させ、国内でのシェア獲得に向けた取り組みを進めるとした。
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