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サントリー、さいたま市に新物流拠点 自動運転のフォークリフト導入、工数3割削減:首都圏の倉庫機能を集約
サントリーが、新物流拠点「浦和美園配送センター」の稼働を始めたと発表した。首都圏に分散していた倉庫機能を集約し、物流の効率化を図る。同施設には、自動運転のフォークリフト(AGF)なども導入しているという。
サントリーは11月24日、新物流拠点「浦和美園配送センター」(さいたま市緑区)の稼働を始めたと発表した。首都圏に分散していた倉庫機能を集約し、物流の効率化を図る。同施設には、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、自動運転のフォークリフト(Automated Guided Forklift、以下AGF)なども導入しているという。
同施設の延床面積は1万2000坪(約4万平方メートル)で、清涼飲料や酒類を扱う。AGF専用エリアを設け、作業を省力化。同様の作業を人が行った場合と比較すると、工数を約3割削減できる見込みだという。AGFにはリチウムイオン電池や再生可能バッテリーも活用し、温室効果ガス排出量削減にも取り組む。
その他、無人受付システムやAI技術も導入し、施設全体では従来よりも工数を約15%削減できる見込みだ。
同社は「今後も持続可能な物流の実現に向けて、物流最適化・環境負荷低減・働き方改革の推進などのさらなる取り組みを、パートナー企業・地域行政との連携を深めながら進めていく」としている。
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