企業選びで学生が重視すること 3位は「福利厚生の充実」、2位と1位は?:学情調べ
学情は、23年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生に、「就職活動における企業のビジョン・パーパス」を調査した。企業のビジョンやパーパスを「重視する」と回答した学生は、合わせて78.4%に上った。では、企業選びで重視することは?
就職情報サイトを運営する学情(東京都千代田区)は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象として、「就職活動における企業のビジョン・パーパス(存在意義)」に関する調査を実施した。就職活動で、企業のビジョンやパーパスを「重視する」もしくは「どちらかと言えば重視する」と回答した学生は、合わせて78.4%に上った。
学生からは、「ビジョンに共感できる企業のほうが、モチベーション高く仕事ができると思う」「ビジョンが自身の考えや価値観と一致していれば、ミスマッチも防げると思う」という声が聞かれた。学情は、「ビジョンやパーパスから企業が目指している方向性を理解し、学生が自身との相性を確かめたいという意向がうかがえる」と分析した。
就職活動の企業選びで重視することは?
就職活動の企業選びにおいて、重視することを聞いた。最も多かったのは「仕事内容」が66.0%、次いで「一緒に働く社員との相性」が39.4%、「福利厚生の充実」が34.0%だった。また、「社風や会社のカルチャー」(26.4%)が5位にランクインしており、「社員との相性」や「雰囲気」を重視していることが分かった。
学情は、「ビジョンやパーパスを意識し、一緒に働く社員との相性や社風やカルチャーを重視した企業選びをするなど、就職活動でも他者との良好な関係を重視する、Z世代の特徴的な価値観が表れた。採用活動でも、会社が目指す方向性や社会的役割を伝えたり、社風を体感できる機会を用意したりするなど、Z世代の価値観を理解したコミュニケーションを展開することが求められている」とコメントした。
今回の調査は、新卒採用サイト「あさがくナビ2023」への来訪者を対象に、インターネットで行った。期間は12月6〜10日、有効回答数は462人。
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