服や靴の購入先、「ネット・通販サイト」が約6割 オンライン試着サービスなどの普及が要因か:処分方法は?
クオーレは、「普段使いの衣類や靴、バッグの購入先と処分方法」について調査を行った。服・靴・バッグは普段どこで購入するか聞いたところ、最も多かったのは「店舗購入」だったが、「ネット・通販サイト」も約6割だった。
買い取り専門店「ウリエル」を運営するクオーレ(愛知県大府市)は、「普段使いの衣類や靴、バッグの購入先と処分方法」について調査を実施した。服、靴、バッグは普段どこで購入するか聞いたところ、最も多かったのは「店舗」(251人)だった。
次いで「ネット・通販サイト」(177人)、「フリマアプリ」(24人)となり、ネットでの購入が6割を超えていることが分かった。
クオーレは、ネットでの購入が多くなっている背景について「店舗に行かなくても自身の体型に合わせた衣類が選べる『ZOZOTOWN』のZOZOスーツや、『ユニクロ』や『ZARA』が導入するオンライン試着サービスの普及が考えられる」とコメントした。また、無料で返品できる通販サイトも増え、その手軽さからネットで衣類を購入するハードルがさらに下がっていることも要因だと指摘する。
使わなくなった服や靴はどうする?
使わなくなった服、靴、バッグを売ったり捨てたりする人の割合はどの程度なのか。最も多かった回答は、「捨てる」で49%、次いで「売る」が44%、「人に譲る」が7%だった。
「捨てる」と答えた人からは、「使わないものをいつまでも家に置いていても場所を取るので、さっさと処分してきれいにした方が気持ちいいから」(30代女性)、「売るほどまでの価値がなく、くたくたなものや使えないものこそ捨てる。(フリマアプリで)写真を上げたり、やりとりしたりする方が面倒に感じる」(40代女性)という声が聞かれた。
「売る」と答えた人からは、「気に入って大事に着ていた洋服を捨てるのはもったいないから、欲しいと思ってくれる人に着てもらいたい。そしてお小遣いにもなる」(20代女性)、「リサイクルのために売るようにしている。自分自身は不要でも、もしかしたら必要な人がいるかもしれない。売って新しい服などを購入する資金にしている」(30代女性)などの声が聞かれた。
「捨てる」と答えた人は、「手間なく処分できるから」という意見が多かった。一方、「売る」と回答した人は、「お小遣い稼ぎ」「売れたお金で新しいものを買う」「環境のためにリサイクルしたい」という意見が多かった。「人に譲る」と答えた人からは、「捨てるのはもったいないけど、売るのは面倒」「大切にしていたものは知っている人に使って欲しい」という声が聞かれた。
今回の調査はインターネットで行った。期間は1月6〜12日、有効回答数は300人。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 新成人が「欲しい車」ランキング 3位はレクサス、2位はBMW、1位は?
ソニー損害保険は新成人(2001年4月2日〜02年4月1日生まれ)を対象に実施した「2022年 新成人のカーライフ意識調査」の結果を発表した。新成人が欲しい車とは? - 「家なんて買わなければよかった」と思う瞬間ランキング 1位は「ローン返済が苦しいとき」、2位と3位は?
「家なんて買わなければよかった」と思う瞬間は? 経験者にアンケート調査を実施したところ、1位は「ローン返済が苦しいとき」だった。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.