先週は株価大幅下落、VIX急騰、今週はFOMCや経済指標発表を多く控える【動画】:森山さやの「週刊マーケットダイジェスト」(1/2 ページ)
NYダウが6日続落し、ナスダックも週間で8%近く下落しました。FRBによる金融引き締めが景気後退につながるとの見方が依然根強く、投資家心理を測るVIX指数は30の節目に近づきました。
新連載:森山さやの「週刊マーケットダイジェスト」
資産運用コンサルティング会社Japan Asset Managementの森山さやが、米国市場を中心に、先週のマーケットでの出来事を振り返り、今週の注目イベントを紹介します。
先週は
- NYダウ6日続落
- ナスダックも大幅下落
- VIX指数節目の30近くに
今週は
- 1月24日(月)
米国 1月 マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数)
米国 1月 マークイットサービス業PMI(購買担当者景気指数)
ユーロ圏 1月 マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数)
ユーロ圏 1月 マークイットサービス業PMI(購買担当者景気指数)
英国 1月 マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数)
- 1月25日(火)
日本 12月 全国百貨店売上高(前年比)
米国 1月 コンファレンスボード消費者信頼感指数
米国 11月 FHFA住宅価格指数(前月比)
米国 11月 S&P/ケースシラー住宅価格指数(主要20都市、前年比)
米国 FOMC(連邦公開市場委員会、~26日)
ドイツ 1月 IFO景況感指数
豪州 10-12月期 消費者物価指数(前年比)
IMF(国際通貨基金)世界経済見通し公表
- 1月26日(水)
日本 日銀金融政策決定会合における主な意見公表(1月17・18日開催分)
米国 政策金利、 パウエルFRB議長が記者会見
米国 12月 新築住宅販売件数(前月比)
- 1月27日(木)
米国 10-12月期 実質GDP(速報値、前期比年率)
米国 12月 耐久財受注(前月比)
米国 12月 中古住宅販売成約指数(前月比)
米国 新規失業者保険申請件数(前週分)
NZ 10-12月期 消費者物価指数(前年比)
- 1月28日(金)
米国 12月 PCEデフレータ(個人消費デフレータ、前年比)
米国 12月 PCEコア・デフレータ(食品・エネルギーを除く、前年比)
- 1月30日(日)
中国 1月製造業PMI(購買担当者景気指数、国家統計局発表)
中国 1月非製造業PMI(購買担当者景気指数、国家統計局発表)
中国 1月財新 製造業PMI(購買担当者景気指数)
プロフィール:森山さや
2018年上智大学外国語学部英語学科卒業。新卒でSMBC日興証券に入社し、初年度から2年連続で同期全国1位の成績を挙げ、入社2年目には全国1位の実績を挙げる。Japan Asset Managementに入社後も営業として数多くの実績を挙げる一方で、様々な顧客・企業からセミナー依頼が相次ぎ、2021年より企画広報室プロジェクトマネージャーとしてセミナー講師を担当。これまでに中小法人や大手芸能事務所等でのセミナー実績があり、延べ700人の参加実績を誇る。
◆YouTube:「森山さやの週刊マーケットダイジェスト」のアーカイブが見られます。
Japan Asset Managementについて
Japan Asset Managementは、総合的な金融サービスを提供する資産運用コンサルティング会社です。大手証券全国トップクラスの営業実績を持ち、幅広い金融知識を有する優秀なファイナンシャルアドバイザーが多く在籍し、2018年2月創業以来、コロナ禍においても前年同月比200%超の増収を記録するなど急速に成長しています。当社は「資産運用という良識を日本の常識にする」をビジョンに、顧客本位の長期的な視野をもって、お客様の夢や目標の実現に伴走していきます。
関連記事
- 市場の関心はFRBの利上げ回数、QT、本格化する米企業の決算発表に【動画】
先週行われたFRB議長の議会証言は想定以上にタカ派な内容ではなく警戒感が解けました。ただ、利上げ開始時期やQTに関しての材料となり得るため注目されていたコアCPIは予想を上回ったため、再び金融政策正常化の前倒し懸念が起こりました。 - FOMCの動きに注目 金融政策の前倒しが意識【動画】
先週公表されたFOMC議事要旨では想定より早いBSの縮小が議論され、金融政策の前倒しが意識され米長期金利は連日大きく上昇、ハイテク株は売られナスダックは連日下落しました。 - S&P500は先週最高値を更新 22年のマーケットを動かす要因は尽きない【動画】
S&P500は2021年の1年間で大きく上昇、先週最高値を更新。 - 世界4大中銀がタカ派転換、FRBは今後QT(量的引き締め)が焦点か【動画】
世界の4大中銀が金融政策の正常化を進める方針を相次いで示し、「タカ派」に転じたと受け止められ、投資家心理を冷やしました。 - オミクロン型への警戒感は後退、今週は中銀のイベントが目白押し【動画】
ファウチ首席医療顧問がオミクロン型が従来型に比べ重症化しにくい可能性があると説明し、景気悪化に対する過度な警戒感が和らぎ景気敏感株やハイテク株に買いが入りました。 - FRBはタカ派転換? 12月のFOMCでのテーパリング加速への懸念【動画】
NYダウの下落幅は今年最大となり、変異型オミクロンの感染者が世界中で相次いで確認され感染拡大への懸念で投資家のリスク回避姿勢が強まりました。 - 【動画】米国の小売売上・製造業景況指標は予想を上回る、FRB人事に注目
ヨーロッパや米国北東部。中西部でのコロナ再拡大が嫌気され、冬場の感染急増が懸念されました。電気自動車を2025年にも発売すると伝わったアップルや、好決算を発表したエヌビディアが最高値を更新しました。米国の小売売上高やフィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想を上回りました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.