マンション売却におけるコロナの影響 「ある」が8割:約400人に聞いた(2/2 ページ)
ツクルバは、今後1年以内のマンション売却検討者と過去5年以内のマンション売却経験者に、「中古マンションの売却に関する意識調査」を実施した。売却希望者に聞いた売却理由1位は「コロナで住環境に求めるものが変化した」(37.9%)だった。
自分の家が値上がりしていると思う?
売却希望者に、自分の家が値上がりしていると認識しているかどうか聞いた。すると、「確認はしていないが高くなっていると思う」が54.2%、「高くなっていることをすでに確認している」が27.6%だった。また、合わせて8割以上が「今が売り時だと思う」と捉えていることが分かった。
売却活動に踏み出すことに不安はある?
売却希望者に、売却活動に踏み出すことに不安があるか尋ねた。「不安を感じる」は56.2%、「まあまあ不安を感じる」は21.2%と、不安を感じる人は7割を超えた。不安な理由は、1位が「買い手が見つかるか分からないこと」(47.8%)、2位は「全体像がよく分からず売却を進めてしまう」(42.0%)、3位は「不動産売却の知識がない」(41.4%)だった。
売却希望者の年齢層はどうなっているのか。5年以内のマンション売却希望者は、25〜29歳で54.8%、30〜39歳で21.8%と20%を超えていた。年齢が若い人ほど持ち家マンションの売却意向が高い傾向が見られた。
ツクルバは、「コロナウイルスの流行が続く中、コロナによる生活の変化をきっかけに住まいを変える傾向は今後も続きそうだ。引き続き、感染症対策も踏まえ、時代に合った適切なサービスや配慮が求められている。住宅の購入が『一生もの』『終の棲家』と言われた時代から、若い世代においては、住み替えを前提とした住宅選びへと価値観が変わりつつある。住まいを購入して売却をしてまた購入する『住み替え』も増えていくことが予想される」とコメントした。
今回の調査における「売却経験者」は、25〜59歳の一都三県在住で、過去5年以内に自身か配偶者/パートナーが所有し、実際に生活していたマンションの売却経験がある人(買取による売却は除き、不動産仲介による売却のみ)を対象としている。また、「売却希望者」は、25〜59歳の一都三県在住で、自身か配偶者/パートナーが所有し、自身が現在生活をしているマンションを今後1年以内に売却する希望がある人を対象としている。調査は、インターネットで実施した。調査期間は1月7〜21日で、有効回答数は売却経験者221人、売却希望者203人。
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