子どものスポーツ活動で、母親が負担に感じること トップは「指導者や保護者の送迎」:笹川スポーツ財団調べ
笹川スポーツ財団が「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究2021」の結果を発表した。母親が特に負担を感じていることは?
仕事に役立つ調査データ:
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子どものスポーツ活動で、母親が負担が大きいと感じているもの1位は「指導者や保護者の送迎をする」(66.7%)――。そんな結果が、笹川スポーツ財団(東京都港区)の実施した「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究2021」で分かった。
母親が負担が大きと感じるもの2位は「練習や大会などで、指導者・保護者の食事や飲み物を用意する」(64.4%)、3位は「大会などで、保護者や関係者が観戦する場所を確保する」(62.0%)、4位は「会員の集金や管理を行う」(59.0%)、5位は「団体のメーリングリストやSNS・Webサイトの管理を行う」(57.4%)だった。
母親が関与する度合いが大きいのは?
子どものスポーツ活動に対し、母親と父親が関与する度合いはどの程度違うのか。特に差が大きかったのは「ユニフォームや練習着の洗濯」(母親:84.4%、父親:21.2%)、「子どものスポーツ用具購入」(母親:72.8%、父親:32.1%)、「子どもの送迎」(母親:89.2%、父親:56.4%)だった。同調査は「依然として母親中心の構造だ」と指摘する。
今回の調査は、小学校1〜6年生の第1子をもつ母親(複数の子どもがいる場合は第1子)を対象に実施した。調査時期は2021年9月で、有効回答数は2400人(対象となる子どもの学年・性別が均等になるように、全学年男女各200人とした)。
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