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近畿大、和歌山の酒造メーカーと製造した純米酒「近大酒」発売:今年は増産
近畿大学は和歌山県の酒造メーカーと共同製造した純米酒「近大酒」を3月3日から販売する。大学付属農場で栽培した酒米を100%使用し「近大ブランド」を生かした商品開発で地域活性、地産地消を目指す。
近畿大学は3月3日、和歌山県の酒造メーカーと共同製造した純米酒「近大酒」の販売を始めた。同県湯浅町にある大学付属農場で栽培した酒米を100%使用し、「近大ブランド」を生かした商品開発で地域活性、地産地消を目指している。
「近大酒」は、同県有田川町の老舗酒蔵「高垣酒造」の協力のもと、付属湯浅農場で栽培した酒米「山田錦」を100%使用した純米酒。すっきりとした口当たりと華やかな香りを打ち出した。
販売は昨年に開始。製造した720ミリリットル(1650円)約1000本は数カ月で完売するなど好評を博したため、今年は一升瓶(1.8リットル、3300円)も新たに追加。計約3000本に増産して販売するという。
酒米「山田錦」は農学部の学生約30人と教職員で田植えや収穫を行ったほか、酒瓶のラベルデザインも文芸学部の学生が手掛けるなど「近大ブランド」を前面に押し出している。付属湯浅農場の担当者は「近大酒の名前を全国の人に知ってもらい、今後は純米吟醸や純米大吟醸とレベルを上げた酒造りに邁進していきたい」と話している。
「近大酒」は、3月3日から和歌山市内の酒店や、養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所」の大阪店・銀座店などで販売するという。
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