「過去15年間で最もサイバー攻撃を受けた国」ランキング 3位「インド」、2位「英国」、1位は?:ウクライナが5位に(1/2 ページ)
パナマのTefincom S.Aが、「過去15年間で最もハッカーに狙われた国」ランキングTOP20を発表した。その結果、1位は「米国」で198回だった。2位には「英国」(58回)、「インド」(32回)が3位にランクインした。日本は11位で、16回だった。
VPN(仮想プライベートネットワーク)やセキュリティ製品を手掛ける、パナマのTefincom S.Aが、「過去15年間で最もハッカーに狙われた国」ランキングTOP20を発表した。その結果、1位は「米国」で198回だった。2位には「英国」(58回)、「インド」(32回)が3位にランクインした。日本は11位で、16回だった。
同社は、米国のシンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)が発表した「世界各国の重大なサイバー攻撃事案のリスト(2006年〜21年)」を基にランキングを作成。政府機関、防衛・ハイテク企業に対するサイバー攻撃、100万ドル以上の損失を伴うサイバー犯罪の回数をカウントした。
同社はランキング結果について、1位と2位の米英に、4位のドイツ(25回)、8位の豪州(22回)を含めた西側諸国は「中国やロシアが支援するハッカー集団から最も多くのサイバー攻撃を受けている」と指摘。「これに続くのがイラン、北朝鮮といった国家支援の組織による攻撃。米国や英国への中国、ロシアからのサイバー攻撃は近年さらに増加している」としている。
インドが3位となった背景には、15位のパキスタンとの間に存在するカシミールの領有権問題があるという。同社は「(両国が)相互にサイバー攻撃を行っていることが、インシデント(事件)が多数発生している背景にある。同様の背景は、イランVSイスラエル、イランVS米国、北朝鮮VS韓国、北朝鮮VS米国・日本の関係にも当てはまる」との見解を示している。
5位には、現在、ロシアと交戦中のウクライナ(24回)が入った。「15〜16年頃よりロシアのハッカーによる電力会社へのサイバー攻撃の被害に遭っており、同国へのロシアからの攻撃は18年からさらに増大している」(同社)という。
6位以下は「イスラエル」「イラン」(それぞれ23回)、「豪州」「韓国」(それぞれ22回)、「中国」(19回)の順だった。日本は「サウジアラビア」と並んで11位(16回)だった。
関連記事
- 国際ハッカー集団「アノニマス」がロシアを攻撃? 紛争はサイバー空間でも 日本企業にも脅威
ロシアが隣国ウクライナに軍事侵攻し、国際的な批判が高まる中、国際ハッカー集団「アノニマス」を名乗るグループが、ロシアにサイバー攻撃を行うとする声明をTwitter上で発表し、話題となっている。 - 北京五輪で「日本で最も検索されたアスリート」 3位「平野歩夢」、2位「高木美帆」、1位は?
ゲッティイメージズが、北京五輪期間中、日本で最も検索されたアスリートランキングTOP10を発表した。その結果、1位は「羽生結弦」(日本・フィギュアスケート)だった。2位は「高木美帆」(日本・スピードスケート)、3位は「平野歩夢」(日本・スノーボード)だった。トップ10のうち、6選手がフィギュアスケートからの選出となった。 - 北京五輪で「世界で最も検索されたアスリート」 3位「ネイサン・チェン」、2位「谷愛凌」、1位は?
ゲッティイメージズが、北京五輪期間中、世界で最も検索されたアスリートランキングTOP10を発表した。その結果、1位は「カミラ・ワリエワ」(ROC・フィギュアスケート)だった。2位は「谷愛凌」(中国・フリースタイルスキー)、3位は「ネイサン・チェン」(米国・フィギュアスケート)だった。日本人選手では「羽生結弦」(日本・フィギュアスケート)が8位となり、唯一ランクインした。 - 最も利用するスマホの非接触決済サービス 3位「楽天Edy」、2位「iD」、1位は?
最も利用しているスマホ非接触決済サービスは「モバイルSuica」で、次いで「iD」「楽天Edy」が多い。 - ドンキの“NHK受信料を支払わなくていいテレビ”、売り切れ店舗続出 2月中旬から再販へ
「ドン・キホーテ」が2021年12月に発売した「ネット動画専用スマートTV」を2月中旬に再販すると、運営元が明らかにした。初回生産分6000台を各店舗で販売していたが、売り切れになる店舗が続出。6000台の追加生産に踏み切っていた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.