河野太郎衆院議員、ウクライナ関連の外務省ツイートに注文 「リンクだけじゃなくて文章も載せて」:企業のSNS担当者は必見(2/2 ページ)
ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナ情勢を巡り、河野太郎衆院議員が、外務省のツイートに「リンクだけじゃなくて文章も載せて」と注文をつけたことがTwitterで話題になっている。河野議員は同省のツイートに改善を呼び掛けた。
現職議員でフォロワー数トップの河野氏
河野議員は1963年1月10日生まれの59歳。米ジョージタウン大学卒業後、富士ゼロックス勤務を経て、96年の衆議院議員選挙で初当選。以来、衆院議員を9期務めており、安倍政権では外務相や防衛相、菅政権では行政規制改革担当相とワクチン接種推進担当相を歴任した。
20年9月には自民党総裁選に出馬するも、決選投票で岸田氏に敗れた。現在は自民党の広報部長で、Twitterのフォロワー数は約245万人。トレンドサイト「meyou」のランキングによると、「政治家・議員」部門で橋下徹氏(約271万人)に次ぐ、全体2位で、現職の国会議員では安倍晋三元首相(約234万人)を抑え、トップだという。
6割以上がTwitterをきっかけに「商品・サービス購入」
近年、企業にとってTwitterは自社サービスなどをPRする上で欠かせないツールとなりつつある。このため、ツイート内容を誤れば、自社サービスの魅力が十分に伝わらない可能性がある。
企業向けのデジタルマーケティング事業などを手掛けるアライドアーキテクツ(東京都渋谷区)が発表した「『Twitter企業公式アカウント』の利用実態調査」によると、回答した日本国内の男女4500人のうち、60.5%のユーザーが「Twitter上での情報をきっかけに何らかの商品・サービスを購買した経験がある」と回答したという。
河野議員が指摘したのは、誰が見ても何が書いてあるかが瞬時に分かるようツイート内容を工夫することの重要性だ。
多くのユーザーがTwitterの情報をきっかけに商品やサービスを購入している時代にもかかわらず、今回のようにタイトルとリンク先のURLのみ貼るようなツイートは、不十分な対応と言わざるを得ない。企業活動に置き換えれば深刻な機会損失につながる。逆に言えばツイート1つで売り上げが大きく変化するともいえる。
民間企業のSNS運用の担当者にとっても、今回の事案は「反面教師」になりそうだ。
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