BATJ、ラッキー・ストライクから「1ミリロング製品」 450円で展開:低タール帯の紙巻ユーザーに訴求
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)は3月7日「ラッキー・ストライク」ブランドから、タール数1ミリの低タール紙巻たばこロングサイズ製品2銘柄の販売を開始した。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)は3月7日、「ラッキー・ストライク」ブランドから、タール数1ミリの低タール紙巻たばこロングサイズ製品2銘柄の販売を開始した。価格は20本入りで450円。同ブランドから新たにタール数1ミリの製品を発売することで、低タール帯の紙巻を希望するユーザーにも提供できるブランドとして訴求する。
発売したのは、カプセルメンソールタイプの「ラッキー・ストライク・ブラック・シリーズ・チルベリー・1・100」と、レギュラータイプの「ラッキー・ストライク・エキスパートカット・1・100」の2銘柄。
白と黒を基調としたパッケージデザインを採用し、「1mgにシロクロつける」をテーマに、低タール製品の「ベストチョイス」(同社)としてプロモーションを図る。
「ラッキー・ストライク・ブラック・シリーズ ・ チル ベリ ー・1・100」は、21年4月に発売したフレーバーカプセル入りシリーズの、タール数1ミリロングサイズ製品。強メンソールにベリー味のカプセルフレーバーを加え、カプセルをつぶすと「爽快感のあるベリー味」(同社)を味わえるようにした。
「ラッキー・ストライク・エキスパートカット・1・100」は、17年から発売している「エキスパートカット・シリーズ」のタール数1ミリロングサイズ製品。バージニア葉を多く使用した独自ブレンドで、通常のたばこ葉より高繊細なカットができる「エキスパートカット製法」を採用した。
パッケージは、シリーズ初の白を基調としたシンプルなデザインを採用。スタイリッシュでモダンな雰囲気に仕上げた。
1871年に誕生した「ラッキー・ストライク」は、さまざまなニーズを持つユーザーから支持されるブランドとして展開。独自のトースティング加工により、濃厚でしっかりとした味わいを継承しながらも、日本では2017年に「エキスパート・シリーズ」、19年の「フィルター・シガリロ・シリーズ」を発売してきた。
また21年には、初のカプセルフレーバーを採用した「ブラック・シリーズ」を投入。さらに初の加熱式たばこデバイス「glo(グロー)」専用のたばこスティックシリーズを発売するなど、消費者のニーズに合わせた幅広い製品の選択肢を取りそろえてきた。
新たな2銘柄は順次、全国のコンビニエンスストアと一部のたばこ販売店、スーパーマーケットなどのたばこ取扱店で販売する。
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