就活生に聞いた「企業を選ぶポイント」 3位は「福利厚生が充実している」、2位と1位は?:6000人弱に聞いた
マイナビは、2023年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に行った「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査(3月1日)」の結果を発表した。現在未内々定の学生が注力していることは「エントリーシート提出」や「エントリー」で、就職活動はこれから本格的に取り組む予定であることが分かった。
マイナビは、2023年卒業予定の大学生、大学院生を対象に実施した調査結果を発表した。現在、未内々定の学生が特に注力していることは、「エントリーシート提出」「エントリー(プレエントリー含む)」だった。
3月1〜3日時点での、内々定率は15.1%。未内々定の学生は84.9%で、大多数はこれから就職活動を本格的にスタートさせていく予定のようだ。
就職先として企業を選ぶ際のポイントは?
就職先として企業を選ぶ際のポイントを聞いたところ、最も多かったのは「安定性がある」(66.8%)、次いで「社風や働く社員が良い・良さそう」(65.3%)、「福利厚生が充実している」(59.6%)、「待遇面(給与、休日休暇制度含む)が良い」(55.0%)だった。同社は「社風や社員の雰囲気などのソフト面、福利厚生・待遇などのハード面の両方で、就職先が安心して働くことができる環境かどうかを重要視しているようだ」と分析する。
ガクチカについては?
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)について、どのようなポイントをアピールできそうか尋ねた。最も多かったのは「アルバイト経験」(59.9%)、次いで「学業・研究活動・ゼミ活動」(54.7%)が上位に挙がった。一方で、ガクチカのエピソードとして不足を感じている点を聞くと、「ボランティア活動」(40.4%)、「海外留学」(36.9%)、「サークル活動」(35.6%)が上位となった。
マイナビが運営する「キャリアリサーチラボ」の長谷川洋介研究員は、「内々定率は前年比5.1ポイント増の15.1%となった。しかし、8割以上の学生は現時点でエントリーやエントリーシート提出などに注力していて、3月から就職活動を本格的にスタートさせている。学生の皆さんには周囲の進捗を意識することなく、自身の就職活動の軸を大切にし、焦らず活動してほしい」とコメントした。
今回の調査は、23年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生を対象に、インターネットで実施した。期間は3月1〜3日、有効回答数は5769人(文系男子1046人、理系男子711人、文系女子3008人、理系女子1004人)。
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