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郷ひろみ、永作博美らが参加 悲鳴上げる中小企業を救うプロジェクトとは?SDGsは慈善ではない(3/6 ページ)

中小企業を助けようというのが「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」だ。アンバサダーとして郷ひろみ氏、永作博美氏、市原隼人氏、滝川クリステル氏を迎え、コロナ禍で苦しむ中小企業をサポートする。アンバサダーたちに今回のプロジェクトへの思いを聞いた。

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郷ひろみ氏「変化し続けないと、進化がない」

 アンバサダーとして起用された郷ひろみ氏に、中小企業の現状について尋ねると、今回アンバサダーを引き受けた理由を教えてくれた

 「想像以上に苦しんでいる人が多いと思います。先が見えない時代ですが、知恵を出し合って生きていかないといけない。僕は常に前を向いて生きていくタイプですが、僕のエネルギーを感じて、それを受け取ってくれる中小企業の方々が少しでも前向きな気持ちが大切だと思ってもらえたらありがたいです」


アンバサダーを引き受けた理由を語る郷ひろみ氏

 22年は郷氏にとって、レコードデビュー50周年に当たる。「実はファンクラブは1971年に作られていて、2021年に結成50周年の記念グラスを作りました。桐箱に入っているのですが、普通は捨ててしまいます。でもSDGsとして何とかならないかと考え、その箱をティッシュボックスとして使えるようにしました」と、自らアイデアを出して、SDGsに貢献したエピソードを教えてくれた。

 「50周年を迎えましたが、新しい旅が始まると思っています。つまり、挑戦には終わりがないんです。週3回トレーニングをしていますが、体の柔軟性も大事ですが、それ以上に心の柔軟性が必要だと思っています。時代が変わればその時代に即応していかなければいけません。レコード→CD→配信と音楽ビジネスの在り方も変わってきましたが、この先どう変化していくのか僕にも分かりません。でも、その変化に対応できる心構えを持ちたいと思っています」と話す。

 変わることを恐れる人や企業は、この先の時代を生き残っていけない。郷氏にどんな時代でも一歩踏み出すことを恐れない原動力が何かを問うと、こう答えてくれた。

 「それだけ切羽詰まっているのでしょうね。変化は訪れているのだから、自分が変わらざるを得ないのです。『Give & Take』という言葉がありますが、Give & Getとも言えます。つまり、何かを得るには何かを与えないといけないのです。そのためには苦労しないといけません。これをやるためには、しんどいけれどこれをやらないといけない。いつもそう思って努力してきました。それが、ここまでやり続けられた理由だと思います」

 最後に中小企業の経営者にメッセージをくれた。

 「僕自身が『ああだこうだ』と言うことではないので、僕が進んでいくその背中を見て『そうだよな』と思ってもらえるのが一番良いかなと思っています。今年も年間100ステージある予定ですし、久々にドラマもやります。年齢に関係なくチャレンジしていきたいと思っていますので、中小企業の方にも心から頑張ってほしいと思っています」

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