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子どもが「よく行った」運動・スポーツ種目、「水泳」が5位に低下 背景は?笹川スポーツ財団調べ(2/2 ページ)

笹川スポーツ財団は、4〜21歳の子どもや青少年を対象に「4〜11歳、12〜21歳のスポーツライフに関する調査」を行った。4〜11歳の「子ども」が過去1年間によく行った運動・スポーツ種目を聞いたところ、前回2位だった「水泳」が今回5位に順位を落とした。

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運動やスポーツの実施頻度はどう変わった?

 4〜11歳の子どもに運動やスポーツの実施頻度を聞いたところ、「高頻度群(運動頻度が週7回以上)」が45.4%だった。19年調査(45.5%)とほとんど同じ結果に。同財団は、「コロナ禍で運動・スポーツ、運動あそびの実施が制約される時期があったものの、年間の実施頻度への影響はそれほど大きくなかったと考えられる」と分析した。


運動・スポーツ実施頻度群の年次推移(4〜11歳:全体)

「青少年」のメディア利用時間はどう変わった?

 12〜21歳の「青少年」に、平日のメディア利用時間(学校の授業や仕事以外のスマートフォン、テレビ・DVDの視聴、PC、ゲームなど)を尋ねたところ、最も多かったのは「2〜3時間未満」(22.9%)、次いで「5時間以上」(18.3%)だった。休日は「5時間以上」が34.3%で最も多く、平日と比べてメディアとの接触時間は長くなった。


12〜21歳の1日あたりのメディア利用時間の年次推移(平日)

12〜21歳の1日あたりのメディア利用時間の年次推移(休日)

 過去の調査と比較すると、平日休日ともに「5時間以上」と答えた割合が増加している。平日は、前回の19年調査と比較し9.0ポイント増加、休日は11.8ポイントも増加した。笹川スポーツ財団は、「新型コロナウイルス感染拡大の影響による在宅時間の増加が要因の一つと考えられる」とコメントした。

 調査員が各世帯を訪問して調査票を配布。その後、再度の訪問により調査票を回収する方法で実施した。調査期間は21年6月26日〜7月22日。標本数は、4〜11歳が2400人、12〜21歳が3000人。有効回収数(率)は、前者が1496人(62.3%)、後者が1663人(55.4%)。


調査概要
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