「処分を含め厳正に対応」 吉野家、取締役の「生娘をシャブ漬け戦略」発言で見解
吉野家の常務取締役が早稲田大学の社会人向けマーケティング講座で不適切発言した問題で、同社は取締役の処遇について「本件を受け、 社内規定に則って当人への処分を含め厳正に対応を進めていく」と明らかにした。
吉野家の常務取締役が早稲田大学の社会人向けマーケティング講座で不適切発言した問題で、同社は4月18日、取締役の処遇について「本件を受け、 社内規定に則って当人への処分を含め厳正に対応を進めていく」と明らかにした。
同社によると、不適切発言をしたのは伊東正明氏。P&G出身で、2018年に同社の常務取締役に就任していた。一部では21年7月にアクセンチュア・インタラクティブの顧問に就任したとする報道も出ている。
同社広報は、伊東氏の業務について「常務取締役企画本部長として商品開発や販促マーケティングの責任者として各種プロジェクトの推進をしている」と説明している。
伊東氏の発言は、受講者とみられる人物のSNS投稿をきっかけに発覚。投稿によると、同氏は16日、早稲田大学が社会人向けに開催したマーケティング講座(計29回、受講料38万5000円)の初回授業で、若手女性向けに自社が行うマーケティング戦略を「生娘をシャブ漬け戦略」とし「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」などと発言したことが明らかになっている。
これについて、同社は「講座内で用いた言葉・表現の選択は極めて不適切で、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではない」との見解を示し「発言内容および皆さまにご迷惑とご不快な思いをさせたことに深く反省する」とコメントした。
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