企業選びで最も重視するポイント、「社員の人間関係」「給与」を抑えた1位は?:23卒の志望業種も調査
マイナビが23卒を対象に就活に関するアンケート調査を実施した。企業選びで最も重視するポイントでは「社員の人間関係」「コロナ対策」などがあった。23卒が志望する業種についても聞いた。
マイナビは2023年卒業予定の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況」の結果を発表した。企業選びの際に特に注目するポイントを聞くと、「自分が成長できる環境がある」が最も多く14.1%だった。
2位は「社員の人間関係が良い」(12.6%)、3位は「在宅勤務など新型コロナウイルス感染症から社員を守る施策を行っている」(12.3%)と続いた。
企業を選ぶ時のポイントで「在宅勤務など新型コロナウイルス感染症から社員を守る施策を行っている」というコロナ対策の項目をベスト3に入れる学生の割合は36.9%(前年同月比6.0ポイント減)だった。
現在の志望業種について聞いたところ、「ソフトウェア・情報処理・ネット関連」が11.2%と最も人気を集めた。2位は「食品・農林・水産」(7.4%)、3位は「官公庁・公社・団体」(6.5%)と続いた。
前年同時期と比較すると、文系男子で志望割合が最も増えたのは「教育」「銀行・証券・信用金庫」、文系女子で最も増えたのは「官公庁・公社・団体」だった。文系男子で志望割合が最も減ったのは「総合商社」「生保・損保」、文系女子で最も減ったのは「ソフトウェア・情報処理・ネット関連」だった。
理系男子では「機械・プラント」、理系女子では「ソフトウェア・情報処理・ネット関連」の割合が最も増えた。対して、理系男女共通で「薬品・化粧品」の割合が最も減った。
調査は3月25〜31日、23年卒業予定の全国の大学3年生および大学院1年生を対象にインターネット上で実施した。有効回答数は2030人(文系男子361人、理系男子487人、文系女子569人、理系女子613人)。
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